はじめまして 赤ツナギです

ピンクの壁に白い猫

始まりは猫の保護活動

はじめまして、猫専門のアニマルコミュニケーターの赤ツナギです。

行き場のなくなった猫達を保護・里親募集という活動を旦那さんとふたりで始めて、はや十数年。

今まで、様々な事情を抱えた猫達を保護してわが家に迎えました。

飼い主さんの急死で行き場が無くなった子。
殺処分目的で捕獲され、巡り巡って我が家に来た子。
ペットショップで買われたものの、飼い主に捨てられた子。

野良猫として産まれ、追い込まれて保護された子。
餌やりさんから保護を依頼された子。

ペットショップ出身ながら「手に負えない」と飼育放棄された子。
多頭飼い崩壊した飼い主から引き取った子。
無責任な餌やりをしている人から丸投げされた子。

それはそれは、人の身勝手な事情ばかりでした。

猫の保護活動をしていると、人の身勝手さに唖然とすることも残念ながら日常茶飯事です。

小さな命を救いたいんですと言いながら「それならあなたが保護して下さい」と伝えると、間髪いれず「出来ません!!!」と返してくる人の多いこと。

「出来ひんやと?出来る為にどないしたらえーんか、まず考えんかい!!」と憤り、「おどれが出来ひんねやったら、ワシがやったるわい!!!」と、保護をしぶる人々と訣別しながら猫たちを迎え続けました。


迎えた猫は、みな、どこかしらに病気を持っていたり、心に大きな傷を負っていたりしました。無理もありません。人の身勝手に翻弄され続けていたら、心身ともに傷つきます。いわゆる「可愛い猫ちゃん」だった子は、とても少なかったです。

そういった猫たちの心身の健康を取り戻し、人との暮らしが安全で安心できて心豊かであることを、わが家で時間をかけて知ってもらうことが私たち夫婦のライフワークになりました。

保護猫たちは日々の暮らしの中で、驚くほどの変化を遂げていきます。
落ち着いた生活を送るうちに見えてくる、その子本来の性格。怒りや恐怖、不安な気持ちが少しずつ小さくなり、本来の自分を取り戻して無邪気に過ごすようになってくる。そんな様子に私たち夫婦がどれだけ感動したことか。猫本来の生活はこれなのだと、心から実感しました。

猫が教えてくれたこと

そんな猫たちと暮らすうちに、わたしもいろいろなことに気がつかされました。

遠い未来を憂いたりせず、今を楽しみ、よりよく生きる姿勢。
自らに起こるさまざまなことを受け止めて対処していく様子。

人が考える「どう生きるべきか」や「人生のあり方」を、猫達はしっかりと体現しています。猫を観ていると、学べることが山のようにあります。猫は私たちをより人間らしく育ててくれました。

私たちは猫を助けているつもりが、気がつけば猫に助けられていたのです。

猫にふさわしいパートナーとなるために

そんな素晴らしい生き物である猫と暮らすためには、人としてきちんと生活しなければならない。心底、そう思いました。

猫たちのことを、思い込みでなく本当に深くしっかりと知っておきたい。猫のパートナーとして、ふさわしくありたい。そういう思いが、アニマルコミュニケーターを目指すきっかけでもありました。

何しか、色々と学ばせてくれた猫達の役に立ちたかったのです。

猫の気持ちがわかれば、飼い主さんも猫とより豊かな感情の交流ができ、より充実した関係が築けます。猫の幸せのために、猫と暮らす飼い主さんのために、私は心を籠めてアニマルコミュニケーションをおこないます。

ご自分の猫さんともっともっと仲良く幸せになりたい時は、ぜひ『あのね』をお役立てください。

赤ツナギ=寺岡由江

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