こんにちは、猫専門アニマルコミュニケーターの赤ツナギです。
みなさん、毎日ご自身の飼い猫さんや保護猫さんに、話し掛けていると思います。
可愛いね、大好きだよ、行ってくるね、今帰ったよ~、おやすみまた明日。
恐らくみなさん、毎日そうお話しているでしょう。私もです。
では、ご自身のスケジュールや、日常の変化についての事情説明は、いかがですか。
ちゃんと、お話しておられますか?
事情の説明は、とても大事なことで、しなければいけないことです。
猫さんとの信頼を築くためにも、安心をお互い与えあう為にも必要なことですが、意外にもされていない飼い主さんが多いと感じています。
事情の説明とは
私がしておいて欲しいと思っている、事情の説明とは、例えば以下のことです。
●就職、引っ越しなどで家族の移動がある時や、日々のルーティンが変化する時
●出張や旅行で留守番をしてもらう時
●病院へ行く
●飼い主さんが心身に大きな変化があった
いずれも、日常に変化がある時です。
そんな時は、変化が起こる前や事情が生じたら、きちんと説明をしなければなりません。
事情の説明の必要性
猫さんにとって、安定した日常生活が、自身の安心と安全の元になります。
ルーティンがしっかり整っている飼い主さんだと、猫さんも早い段階で新しい環境を把握しやすく、気持ちが落ち着きやすくなります。
日々交わす、挨拶や大好きだよの愛情の掛け合いで、信頼関係も築けてゆけます。
そんな家族である猫さんに対して、日々のルーティンに変化がある時は、キチンと説明しなければ、自分は家族と思われていないのか・言う必要がない存在なのかと、不安を抱くことになります。
言わなくてもわかっている、わかってくれる。猫に人間の言葉なぞ通じやしない。
そう侮っていると、猫さんの方から愛想を尽かされます。
せっかく築けた信頼関係を自ら崩すことになりかねません。
不思議なもので、言葉が通じなくとも言葉を伝える時の声や態度には、気持ちや意志が入っています。
私達も、猫さんがニャーやシャー!しか言わなくとも、彼らの言わんとするところがわかるでしょう?
彼らも、私達の言わんとするところを理解しようとし、それどころか物事や気持ちの本質を見抜いて来ます。
思い当たる飼い主さんは、多いのではないでしょうか。
あのねのご依頼を受けていると、猫さんの洞察力・理解力の鋭さや深さに、圧倒されます。
彼らは間違いなく、私達の言葉を、気持ちを理解しています。
このように、真摯に向かい合ってくれる猫さんに対して、自身のスケジュールや事情、家族についての重要事項を伝えないのは、やってはいけないことです。
何もかも、詳らかに言わなくとも、せめて何がどうしてどうなる・今後の予定や気持ちは、ある程度飼い主さんご自身から、しっかりお伝えしてくださいね。
家族の大事なことは、大事な家族である猫さんにも、必ずお伝えください。
言うてもわからんやろと思って話すのと、わかってくれると思って話すのでは、また違いますからね。
そこんトコも宜しくご考慮くださいね。