こんにちは、猫専門アニマルコミュニケーターの赤ツナギです。
今日は、きなこもちさんの愛猫「juniorちゃん」との、亡くなった子にありがとうを伝えるあのねを、ご紹介します。
juniorちゃんのプロフィール
その日の内に保護し連れ帰り、そのまま家族になりました。
トイレットペーパーが何故かお気に入りで、買っても買っても袋の上からガブガブ噛まれ(笑)
早くに避妊手術をしたからか、大人になっても子供のままの性格のようで、甘えたで天真爛漫マイペース。
juniorちゃんに伝えたいこと
伝えたいことは、ずっとずっと愛してるし、未だに思い出すと泣けるぐらい逢いたいです。
でも最期の時までずっと頑張ってくれて有難う。
舌が溶けてしまってご飯も食べれなくなってしまって骨と皮状態になって凄く凄く辛かったと思います。
なのに頑張ってくれて…。
有難うしかないです。
飼い主のきなこもちさんは、正式にご依頼下さったこともありましたし、私が毎月開催している「猫の日キャンペーン」に、参加されたこともあります。
junior ちゃんとは、ある意味、見知った仲ではありました。
舌が溶けてしまって、飼い主さんと一緒に、辛い時期を頑張ってこられたんだろうな…。
きなこもちさんの胸中を思うと、胸が締め付けられます。
メッセージは続きます。
焦った私は泣きながら「いやや、まだ逝かんといて!1人にしんといて!」って言ってしまったんです。
それを聞いてか復活して頑張って生きてくれました。
去年はゴマの病気も見つかり、手術・入院があり、誕生日どころじゃなくなって、20日にちゃんとお祝いしようと、夫と姉と揃ってお祝いしてくれました。
その日、いつもなら早めに帰る姉もゆっくりしてて、夫も次の日仕事があるけど何かと動いてて、いつもなら姉を送りとどけて帰宅後にお風呂とかも入るのに、その日に限って先に入ったり…。
偶然が重なって、遅い時間になったけど、お祝いしようと夜中に皆でして…。
juniorももう見えてないはずなのに、抱っこしたら蝋燭の火を眺めて、久しぶりに顔を見上げてくれました。

今思えばお別れを言ってたのかもしれません。
私がゴマもいるのにjuniorが居なくなる事に耐えられず、「1人になる」「置いてかんといて」と
ずっと思っていたから、きっと無理をさせてしまったと思うんです。
そして、ずっと愛してるとも。
後、聞きたいことは今でも側に居るの?
また会えるかな? とかです。
それぞれが、自分に出来る精一杯のことを、なさってました。
では、あのねを始めます。
juniorちゃんとのあのね
あのねをするために、juniorちゃんに呼びかけました。
明るい茶色のドアからヒョコッと顔を覗かせて「だあれ?何の用?」と睨まれました。
自己紹介をして、お母さんからお願いされて、ごめんねとありがとうを伝えに来たよと言いました。
「なんだママの知り合いなの!早く言ってよ!」と、サッと飛び出るようにドアから出て来てくれました。それまでは、家政婦は見た的な感じでしたw
座っている私の膝に手をおいて「早く話して。なんて言ってたの?」と急かすjuniorちゃん。
とても可愛いです!
愛情を注ぐ
まずは、愛情を注ぎます。
これはあのね=アニマルコミュニケーションをする時に一番最初に行う儀式みたいなもので、飼い主さんからの愛情を注がれて、猫さんがどう受け入れるのか・受けた愛情をどう表現するかで、その子の現在の状態を判断します。
juniorちゃんに愛情を注ぐと、愛情は金色に光る大きなボールになりました。
その金のボールを胸でキャッチして、体にくっつけました。
くす玉が割れるようにボールが割れ、中から太めの布とキラキラした小さな紙が沢山出てきました。
juniorちゃんの体が軽く浮いて、とても誇らしげで楽しそうです。
愛情の光がjuniorちゃんを包み、茶トラの毛色がとても綺麗に輝いています。
大量のキラキラした紙は、サイズ的にはキャラメルを包む紙ぐらいです。
どの紙もピンピンに張っていて、皺一つなく、角もキレイに立っています。
この紙は何?と聞いたところ「こないだまで生きてた世界での思い出達よ」と返事してくれました。
太めの布は何?と聞いたら「あれは、お役目ちゃんと果たした印よ」とのことでした。
本当にくす玉だったんだと、一人密かに笑ってしまいました。すいません。
沢山の愛情をしっかりと受けて過ごしたことが、よくわかりました。
今は、次の生に向けて準備を始めようとしている印象でした。
きなこもちさんとの暮らしで得た様々なことを大事な宝物として、持っていてくれています。
あれだけ沢山の小さな紙を、全て回収して愛情のボールに入れ直していましたからね。
心情もとても安定していて、そして華やかでした。
今生での役割をしっかりと果たした満足感がありました。
やることはやった。言葉にはしなかったのですが、そう思っていることがよくわかりました。
飼い主さんからのメッセージとお返事
きなこもちさんからのメールを読み聞かせました。
「懐かしいわね〜。トイレットペーパーの袋、噛んだことある?面白い感触よ!
ちょっと他にはない楽しさがあるの。みるみるボロボロに姿を変えるのも、楽しいわよね」
そんなこと思ってたのですね(笑)
噛んでごらんなさいよと勧められましたが、そのうちやってみると返事しておきました。
「アタシねえ、本当に良い環境で過ごせたの。
何をしても怒られることはなくって、何をしても喜ばれたの。
喜ばれたし、愛されたの。愛されると何でも出来るんだって自信がつくわよね。愛、大事よ」
「あの子はね(きなこもちさんのことです)、友達で妹で娘ちゃんなの。
良いお姉ちゃんでいようと、張り切って生き様を観せてきたの。わかってくれてたかしら?」
お手本であろうと張り切ってたようですが、決して無理に頑張ることはありませんでした。
世の中には、頑張りすぎて疲れてしまう猫さんが沢山居ます。
実際にそういう猫さんを、私は沢山見てきました。
なのに、junior ちゃんは、全くそんなことは、ありませんでした。
あのねでわかったこと
juniorちゃんは凄い子です。
キャパを超えることはしないし、キャパを大きくしようとすることもありませんでした。
だからこそ、ふと開いた、あの世へのドアの向こう側へ躊躇なく入っていったのだと思います。
今となっては、未練ややり残したことはなく、清々しい気分のjuniorちゃんです。
ですが、生前は特に病を得てからは、アレとコレはやっておかなくっちゃ…と思ったことが多々あったようです。
行かないでと言われた時、踏ん張ってくれました。
きなこもちさんの為だけでなく、それはjuniorちゃん本人の望みでもありました。
無理はしていないんです。絶対に過ぎることはしない。
それが彼女の信念で、高潔なところです。
ご主人さんは、juniorちゃんのそういったところを、ほんのり感じていたのではないでしょうか。
見守ってくれているのを感じていました。やりたいようにさせてくれたこと、感謝していましたよ。
お誕生日の時、お別れを言っていたのではありません。
juniorちゃんは「お誕生日、おめでとう」と言っていました。
お誕生日の意味合いは、あまりわかっていませんでしたが、なんだか良い日なんだなとわかっていました。
「良かったわね、おめでとう、大好きよ。」そう言ってましたよ。
お別れが近いことはわかっていました。
ですが、寂しいとか辛いとかいった気持ちはなく、愛されている実感をより強く感じていました。
体は辛くても、なんて気持ちの良い日だろう…と、穏やかで安心した気持ちで満ちていました。
無理をさせてごめんね言うてはったよと伝えると「無理なんてしたことない」とシレッと言ってました。
無理に見えたかも知れませんが、器の範囲で出来ることを精一杯しただけとのことでした。
そういうことをサラッと言えるなんて、徳が高過ぎて、ため息が出そうです(笑)
今はそばには居ませんが「思い出してくれた時は、そっちに気持ちは行ってるからね。
大事に思ってくれて、ありがとう。大好きよ」そう言ってました。
これからの過ごし方
今後、juniorちゃんの魂のかけら的なモノと出会うことがあるかと思います。
なんとなく目に留まったステキなモノに、juniorちゃんの魂がちょっと入っているかもです。
アイテムに気持ちを入れて渡すこと、結構あるんですよ。
もし、そういったモノと出会ったら、是非手に入れて愛でて下さいね。
あのねは、以上です。
キャンペーンでは知り得なかったjuniorちゃんの魂と触れ合えることが出来て、光栄でした。
ご依頼下さって、本当にありがとうございます。
今後は、何事も無理をせず、思う存分大事なものを愛し愛される日々をお過ごし下さいね。
ご主人さん、お姉さま、ゴマちゃんにも、どうぞ宜しくお伝え下さいね。
赤ツナギの感想
イントネーションや口調は関西テイストながら、ベタベタの関西弁ではなかったjuniorちゃん。
案の定、きなこもちさんから「あの子、関西弁じゃなかったんですか?」
やっぱ、そこ思いますよね(笑)
上品な口調に漂う、船場言葉っぽいようなキレのある口調は、見た目と合ってる気がしました。
それにしても、キャパ以上のことは絶対にしないなんて、奥さん中々出来ることちゃいまっせ?
つくづく徳の高い子です。
きなこもちさんから、報告をお送りしてから頂いた感想です。
「有難うございます。 本当に最高の娘でした。
いつも「juniorの事は何があってもママが守るからな」と言ってたんですが守れなくてゴメンとも伝えてください。
あの子が旅立って守るつもりが守られてたと痛感してます。
あの子が居たから色々頑張れてました」
そうなんですよね。猫を守っているつもりが、実際は猫に私達飼い主は、守ってもらっています。
ゴメンねと同時に、ありがとうねと伝えましょうね。
juniorちゃん「自分のことは、自分で守るものよ」「だから、ゴメンなんて思わなくていいの」
もう、本当にシレッと凄いこと言うてくれますわ…。
どこまでも、カッコいいjuniorちゃんでした。
沢山お話ししてくれて、ありがとうね!