こんにちは、猫専門アニマルコミュニケーターの赤ツナギです。
先日、我が家の保護猫「カリンちゃん」が腎不全で亡くなりました。
猫友達でもあり、同じ先生から習っているガブリエル・クロさんがお悔やみのメッセージを送って下さいました。
その時に、我が家流の猫の看取り方の話になりまして。
保護猫活動のブログには、再三我が家流の看取りについて記事を投稿してますが、こちらでは書いてなかったので、、今日は「赤ツナギ家流 猫の看取り方」を書きますね。
猫本人が望んでいる過ごし方とは
積極的治療が、もはや必要でなくなった場合、あなたは猫との残りの時間を、どう過ごしますか。
出来ることはもうないか、必死にネットで検索しますか。
嫌がる猫に強制給餌を続けますか。 毎日100ml以上の補液をしますか。
あなたが、自分自身に負い目を持たなくて済むように、ありとあらゆることをしますか。
もう治療の望みがないとわかった段階で、上記のようなことは止めましょう。
猫本人が望んでいるのは、いつも通りの生活です。
猫が思う「いつも通り」とは
一緒に暮らした時間が例え短くても、その子と暮らす中で、何がしたくて何をしたくないかは、ある程度わかると思います。
わからなければ、日々どんな生活をしているのかを、思い返して下さい。
トイレをどんなスタイルでするのか。
ご飯は何が好きで、食べる時間帯はいつか。 いつもどこで寝ているのか。
飼い主さんと、どんなコミュニケーションを取っているのか。
好きな物や、お気に入りの場所はどこか。
しんどくなったら、寄って来るか、隠れるのか。
そういったことを思い返せば、その子が何をしたくて、何をしたくないのか、わかってきます。
そして、飼い主さんの態度。
病を得てしまって、辛い体と付き合いながら暮らす、あなたの可愛い猫さんは、どう接して欲しいと思っているでしょうか。
可哀想に、ゴメンねと泣き顔で飼い主さんが毎日接して来るとします。
猫さんは、どう思うでしょうか。
辛いけど何とか踏んばろうと思ってても、そんな気持ちや表情で来られたら、萎えてしまいます。
関西弁で言うなら「景気悪いのぉ、けったくそ悪いから、どっか行けや!こっち来んな!!」です。
飼い主さんがすることは、元気な頃と同じように接する。コレに尽きます。
アカンことしたら「コラー何してんの!」と怒る。
頑張って薬飲んでくれたり、大人しく補液させてくれたら「お利口さんやね、さすが〇〇ちゃんやわ〜♡」と褒める。
飼い主さんのゴキゲンで明るい笑顔、辛い体と付き合う猫さんにとっては、何よりの癒やしで薬です。
いつも通りに、愛情を伝え合い、したいことが出来るようにサポートやフォローをし、あなたがしてあげたいけど猫さんがしたくない様子なら、しない。
そういった、猫が猫らしく生きるように支えることが、その子の人生を輝かせます。
飼い主の気持ちを、どうするか
可愛い飼い猫が病気になり、しかも残り時間は少ない。
そんな時の飼い主さんの気持ちは、よくわかります。
私は今まで本当に沢山の猫を看取って来ました。
強制給餌もしたし、職場にまで連れていって看病したこともあります。
不眠不休での看病や寄り添い等、思いつくことは全てやってきました。
猫を守りたくてやってきたのに、亡くなってしまう。
我が家でなかったら、もっと元気で長生き出来ただろうに。
毎回、そう思いました。
看取る回数が増えていくにつれ、自分の辛い悲しい悔しい気持ちを猫にぶつけるのって、どうよ…と考えるようになりました。
喜んではナイわな。勝手に泣いとけや…辛いんはオレやで! そう思ってるやろなと。
どの子も、精一杯生きた。したいことだけして、したくないことは、しない。
昨日から今日を迎えたように、明日も今日のように迎えよう。
そう思っているのは、猫達の様子を観ていると明白でした。
じゃあ、飼い主が出来ることは、いつも通りに愛情を注いでゴキゲンに接すること。
これしかナイっすわ!!!
思い切り泣いたり自分を責めるのは、大事なあの子が安らかに旅立った後にしましょうや。
愛する相手の望みを叶える。それが最大限の愛情やと思います。
我が家の看取り〜シロジの場合
我が家流の看取りがしっかり整ったと実感出来たのは、保護猫シロジが亡くなった時かな。
2年前の2018年に看取ったシロジ。特別な猫でもありました。
その時のブログです。
穏やかな気持ちで看取れる幸せを味わいました。
気持ちが通じ合っていると、こんなにもお互いが満たされるのだと教えてくれました。
辛い。悲しい。何よりも、悔しい。
後悔の海に溺れながらも、一緒に過ごせて幸せな日々を送ったことを、どうか忘れないで下さい。
伝えたいことがあって、自分だけでは心許ないのなら、是非あのね=アニマルコミュニケーションをご依頼下さい。
心を込めて、今生を去るあの子に飼い主さんのお気持ちを伝えます。
猫さんの気持ちを、飼い主さんにお伝えします。