こんにちは、アニマルコミュニケーターの赤ツナギです。
我が家には沢山の保護猫が居ます。
今日ご紹介するのは、2018年の7月に我が家に迎えたトラちゃんです。
トラちゃんは多頭飼い崩壊した家から来ました。
飼い主から可愛がられることなく、エサを与えられないことも多く、糞尿にまみれた家で産まれ育ちました。
多頭飼い崩壊が発覚した当時の家は、あまりにも凄惨で、発覚時に現場を観に行ったウチの旦那さんは、今でもトラウマになっています。
強烈な匂いと汚れ、数えきれない程の猫の死骸、層になった糞尿と埃の中からも猫のミイラや骨が多数出て来ました。
そんな所で産まれ育ったトラちゃん。
猫を可愛がる意識のない飼い主だったので、愛情を受けたこともなく「早よ死んだらえぇのに」と言われる毎日でした。
保護されてからのトラちゃん
我が家に来てからというもの、糞尿の匂いがしない部屋・必ず毎日出て来るご飯・清潔な猫トイレに爪研ぎ、何よりも「トラちゃん、可愛いね。大好きやで」と言われることに、とても喜んでいました。
ベッタベタに甘えて、他の猫達の視線も気にせず、飼い猫としての生活を満喫する日々。
とても幸せそうな表情と様子に、私達夫婦は、良かったねぇと嬉しく思っていました。
ところが、トラちゃんの様子は少しづつ、おかしくなっていきます。
目を見開き、叫ぶような大声で人を呼び、観ている視界がごっつ狭い。
抱っこどころか、しがみついて来て「絶対に離さない!!!」とガッシリと爪を立てて
こちらの話もほとんど耳に届いてない様子でした。
その様子から、やっと手に入れた飼い猫としての幸せを手放すまいと、今になって大きな不安を感じるようになったのだろうと思いました。
でも、それだけにしては、変やよね。 と、旦那さんに相談したところ
「フラッシュバックだね。あんな家で産まれ育った子だ、充分に有り得るよ」
トラちゃんが心に負った傷は、相当深く大きいということです。
そらそやな…。
可愛がられることなく、飼い主から「早よ死んだらえぇのに」と毎日のように言われて
傷付かない猫が居るもんか。
私に出来ること
今までの保護活動で培った経験だけでなく、アニマルコミュニケーションも使ってトラちゃんの心を癒していこう。
そう思って、トラちゃんへの毎日のアニマルコミュニケーションを始めることにしました。
保護したからそれでハッピーエンドではない。
劣悪な環境から抜け出せてからが、大変なのだ。
心身に大きな傷を受けた子を、どうやって良い心身状態へ導くか。
その子に真剣に向き合って、本来の猫の姿を取り戻してあげなければ、保護したとは言えない。
毎日を安全な環境で、安心して、心豊かに暮らせること。
それが保護ですわ。
トラちゃん、伝えにくいことあるかも知れんけど、ゆっくりでかまへんから、一緒に傷をヨシヨシしていこうな。
トラちゃんアニコミ日記を始めます
トラちゃんへの毎日のアニマルコミュニケーションの様子は、Twitterで公開していきます。
どうぞ見守って下さいね。