亡くなった子とのあのね シロジの場合

あのねブログ

こんにちは、猫専門のアニマルコミュニケーターの赤ツナギです。

 

11月限定で、亡くなった子とのあのね=アニマルコミュニケーションをしていました。

亡くなった子にありがとうを伝える

※受付は終了しました。

 

今日は、我が家の保護猫で、シロタンの推定息子猫であるシロジくんとの あのね をご紹介します。

 

 

シロジについて

シロジは、シロタンを保護した直後に、職場裏に現れた猫でした。

 

「え?シロタン?いやいや保護したってば!…自分、誰や?」

そんな声かけをしたのを覚えています。

 

シロタンを保護したのを知っていたかのように、急に現れたシロジ。

(名前の由来は、2番目に現れた白猫なので、白次郎ならぬシロジです)

 

言っちゃあなんですが、ぶさいくな顔に、鈍臭そうな体型と動き。

シロタンのような迫力もなく、オドオドした感じでした。

 

当時は見掛ける猫は全て捕獲・不妊手術・リリースしていたので、シロジも捕獲する為に餌やりを始めました。

 

すると、サビ柄子猫と黒子猫を連れて来るではありませんか!

しかも真っ白な大人のメス猫も連れて来たのです。

 

捕獲の段取りをしながら、毎日餌やりしていると、シロジの素晴らしさがすぐにわかりました。

子猫と奥さん猫を大事にし、餌場が安全かエサがあるか確認した後、食べるように促し、自らは最後。

空っぽになったお皿を「あ…ナイんか。そっか、しゃあないな…」とションボリする様子に「おかわり持って来るから、そこで待っちょり!!」と、何度言ったことか。

 

あまりにも甲斐甲斐しく、お嫁さん猫と子猫達に接している様子に惚れ込んで、一家全員を保護したのでした。

 

 

そんなシロジですので、保護した後も、沢山の猫達に好かれていました。

シロジが連れて来た大人のメス猫、ゆきちゃんと。

奥に居るのが、ゆきちゃんです。

 

寄って来る猫を拒まず、子猫の遊び相手をし、心細い思いをしてる子に寄り添う。

人には中々慣れてくれませんでしたが、猫達にはめちゃめちゃモテてました。

本当は、あんなに猫達にベタベタされるの、イヤやったんちゃうかな?

 

あのねで聞いてみました。

 

シロジとの あのね

あのねをするために、シロジを呼び出しました。

嬉しそうに足取り軽く来てくれたシロジ。

 

私からの愛情を胸に注ぐと、上を向いて胸を開いて、思い切り受け止めてくれました。

受けた愛情を光と波に変えて、シロジと居る世界がキラキラし始めました。

明るく暖かい世界は穏やかで、思わず知らず、体の力が抜けます。

 

 

シロジ、亡くなった時に記事に、写真載せてゴメンな。

おやすみ、シロジ〜我が家流の看取り

「ん…えぇよ。亡くなる時、すごく穏やかでウトウトした気持ちやったよ」

そうか…。看取りたかったんやけど、ゴメンやで。

 

「ん…お仕事行く時に、行ってくるねって言うて撫でてくれたやん。

いつも通りにしてくれて、嬉しかったし安心したよ」

 

私が出勤する前には、もう意識が混濁していたシロジ。

出掛ける時、これが今生の別れになるのはわかっていました。

でも、いつも通りに接しました。

 

 

死は、特別なことではなく、フツーのこと。

私もシロジも、そう思っていました。辛いけど、見送れて良かった。

ね、シロジ!!

 

 

そういえばシロジよ、あんなに沢山の猫達に好かれるコツって、あるん?

あるんなら、教えてよ。

「ん…?コツなんてナイよぅ。ボク、なで肩やから寄って来てたのかもね」

 

え、なで肩やから? 猫ってみんな、なで肩やん!

笑かしてくれるな〜。って、シロジ本気で言うてんねんな?




シロジが言うには、自分がなで肩だから、みんな寄って来易い・寄りかかり易いとのこと。

そしてシロジのコツとは、目線ではないかと、私は思う。

 

誰とも視線をバチっと合わせない。でも、いつでも目を配ってくれている。

寄って来る子を拒否したりすることは、ただの一度もなく、いつも受け入れていたシロジ。

 

その高い父性&母性を、我が家で遺憾無く発揮してくれました。

 

私達夫婦は、なんてステキな猫と一緒に暮らせたんだろうか。

 

シロジ、ウチに来てくれて、ありがとうな。

良縁を見付けてあげられへんかったのは、本当に申し訳なかったけど、そのお陰で私達は、心底優しいシロジと過ごすことが出来た。

 

見守ることの素晴らしさや、懐の深さ、見返りを一切考えないシロジに、沢山のことを教えてもらいました。

 

シロジ、またウチに来てな。

待ってるデ!!!