逝く為に行なうこと〜動物の家族と暮らしている方へ

あのねで知ったこと

こんにちは、アニマルコミュニケーターの赤ツナギです。


私のTwitterFacebookをご覧下さっている方は、ご存知だと思いますが、我が家の元保護猫で里親さんが海外へ行っている間に大事にお預かりしているちりこちゃんが、危篤です。


この写真は旦那さんが昨日の午前中に撮影したもの。
彼が撮影すると、可愛く撮れてるんだよな〜。
私が撮影すると、可哀想というか、
しんどそうに。

多分、ちりこちゃんをどう観てるかの違いが、写真に現れるんやな。

ワシャーまだまだっちゅーことですわ。


ちりこちゃんの状況

ちりこちゃんは我が家の元保護猫で、保護当時から猫風邪のキャリアでした。
保護中、病院通いをし、治療も続けたけど、猫風邪のウイルスは体内に残りました。
お届け前には多少マシになっていましたが、その後も季節の変わり目やちょっとしたことで猫風邪が再発。
通院や投薬で対処して来たのでした。

元気食欲があっても、猫風邪症状があり、体重が2キロ台のちりこちゃん。

小さい体格ながら、ご両親の飼い犬さんと相撲を取る姐さん気質は、頼もしくもありました。

性格は甘えん坊&クール。物怖じしない、堂々とした猫さんです。

3月28日、ちりこちゃんは風邪症状がまた出て来て投薬を再開したところでした。
「風邪症状があるけど、元気ですよ!!」と連絡を入れていました。

入院したのは、3月30日でした。

 

 

里親さんの状況

里親さんが海外留学する際、実家である我が家でお預かりしてきました。

 

私達夫婦にとって、保護猫は我が子同然。我が家の保護猫達の実家なのです。
海外へ行く、飼い主さんが入院する、どうしても一緒に暮らせなくなった。

そんな時は実家である我が家を頼ってくれるよう、里親さん達にはお伝えしています。


里親さんは海外でのせなーアカンことを済ませ、メキシコやカナダに住む親戚やお友達を尋ねてから帰国する予定でした。

帰国は4月中旬の予定。

ちりこちゃんとの再会を間近に感じながら、旅をしていました。

28日に元気でーす♪と写真付きメッセージを受け、ニコニコでした。

 

30日に入院し、何とか復活する兆しがありました。
4月1日に容態が急変し、すぐに連絡を入れました。

 

 

ちりこちゃんの意志

ちりこちゃんにアニマルコミュニケーションをしました。

預かり期間中も、ちりちゃんと里親さんが安心出来るように、よく行なっていました。


ちりちゃん、しんどいな。無理せんでえぇで…。


ちりこ「…何言うてんの?アタシを誰やと思ってんの?
ココで逝くつもりはナイわよ。何が何でもお家に帰るんだから💢」

ちりは絶対に家に帰ると、宣言しました。


今まで沢山の保護猫達を看取って来た経験から、もう看取りの時間が来ているのはわかっていました。
この状態でかける言葉は、ただ一つ。
「よう頑張ったね、もう無理せんでえぇよ。いっといで」


でも、ちりちゃんには、こんな言葉はかけたらアカンのです。

ちりは絶対に里親さんに迎えに来てもらって、家に帰ると決めています。

 


もうこうなると、やる事は決まった。
ちりの意志を尊重して、全力でサポート&フォローだ。
獣医さんも納得して、協力して下さることになりました。

 


逝く為に行なうこと

ちりこだけやない。

家族として人と暮らしている動物は、全員が、逝くタイミングを自分で決めています。

 

どこで、いつ、誰かに看取ってもらうのか、否か。

それは逝く本人が強い意志を持って決めます。

 

 

仕事で忙しくて時間が取れなかったのに、看取る事が出来た。

ずっと付きっきりだったのに、一瞬目を離した間に、逝ってしまった。

そういう経験や、経験談を見聞きすること、沢山あるのではないでしょうか。


実際にアニマルコミュニケーションすると、全員が「うん、自分でそう決めたん」と言います。


そう決めた子は、そうなるように、関わる人ばかりか、天気やあらゆることを巻き込んで、事を進めます。

知らず知らずのうちに、そうなって行きます。

 

それだけ大事なことなのです。

 

飼い主である私達は「逝くなら、こうあって欲しい」と思ってしまいますが、その子の意志を尊重して、看取ることが出来ても、出来なくても後悔しないで下さい。

 

君は、こうしたかったんだねと、ヨシヨシしてあげて下さい。

 

大事な可愛いあの子が、最後に望んだことです。
叶えてあげて下さいね。



ちりこ。頑張るんやで!!! あと、一踏ん張りや。

 

里親さんは明日の夜に伊丹空港に着く予定です。