こんにちは、猫専門のアニマルコミュニケーターの赤ツナギです。
今日は、私の保護猫で2015年の10月に亡くなったナツキちゃんとの
あのね をお知らせしますね。
ナツキの保護経緯と性格
ナツキちゃんは、市営住宅で発覚した多頭飼い崩壊現場から来た子でした。
飼い主は猫に興味がないどころか、猫の飼い方も全く知らず、信じられないような粗末な扱いをしていました。
当然ながら、人間不信になっていたナツキ。
人に懐かんでもいい、元気でゴキゲンなら「おばはん、ち!」な態度でも構わない。
ナツキのペースで楽しく過ごしてや…と、旦那さんと見守っていました。
そんなナツキの突然の逝去。
皮肉にも、体調がおかしくなってから、初めてナツキに触れたのでした。
それでも、日々の暮らしの中で、繋がっていることはわかっていました。
生きている時は、直に聞けなかったナツキの気持ちを聞いてみたい。
ナツキとの「あのね=アニマルコミュニケーション」をしてみました。
ナツキちゃんとの「あのね」
ナツキちゃんを呼び出すと、すぐに来てくれました。
赤っぽいキジトラ模様のナツキ。丸い小顔に、真ん丸の目。
相変わらず可愛いなぁ…。
ナツキは黙ってこちらを観ていました。
私からの愛情をナツキの胸に注ぎます。
ナツキの胸に小さな葉っぱが現れ、その葉っぱが楽しそうにナツキの体周辺を舞っています。
舞う葉っぱを嬉しそうに目で追うナツキと、私。
ふとナツキと目が合って、お互いニコ!
すると、ナツキが走り寄って来て、膝に乗りました。
「えへー」と笑顔を見せながら私の顔を観てくれました。
決して触らせてくれなかったナツキ。
やっと触れたのは、亡くなる直前でした。
やっぱり、この子も本当は甘えたかったんやな…。
ナツキが伝えたかったこと
膝に乗ってから、ナツキは言葉ではなく、色んな画像で私に色んなことを伝えてくれました。
保護された当初の混乱した意識で感じたこと、嬉しかったこと、怖かったこと。
観察の末、徐々に私達夫婦に好意が芽生えていったこと。
でも、自分から寄って行こうとは全く思えなかったこと。
自分のペースで過ごさせてくれたことで、色んなことを考えるようになれたこと。
決してナツキは孤独でも卑屈でもなく、丁寧に自分の心を織り上げていってました。
生前のナツキは、誰ともトラブルを起こさないかわりに、誰とも仲良くはしていませんでした。
それを不思議に思うこともあったけど、この子はそういう子だと受け入れていたことを
ナツキはとても嬉しく、安心していました。
自分のしたいようにする。
猫でさえ、中々それが出来ないことが多いのは、沢山の保護猫と過ごして来て、わかっていました。
ナツキは、それが出来たんやね。良かったね。
今になって、ナツキが過ごし易いように接していたことを、知れました。
亡くなった時には、ナツキが幸せだったか、何を思っていたのか、本当にわからなかった。
看取れなかったことも含めて、後悔しかなかった。
ありがとう、ナツキ。
きっとまたご縁があるやろうから、また一緒に過ごそうな。