エンジュちゃんの場合〜モニターレポート

あのねブログ

私の元保護猫で、今は里親さんご一家と幸せに暮らしているエンジュちゃん


 

2回あのね のモニターさんを募集した時に、里親さんが応募してくれました。
かつて一緒に暮らした子との あのね 。嬉しいやないですか!!

 

エンジュちゃんの保護経緯

エンジュちゃんは私が保護した猫達の中でも、一番ではないかと思う程、過酷な状況を乗り切った子でした。


 

野良猫が多い地域で、擁護派と排除派で地域住民が揉めに揉め、排除派が色んな方法で野良猫の駆除と称して虐待を繰り返し、沢山の猫が亡くなっていました。

殺されてしまう仲間達をつぶさに見、生きる為に排除派の人間にでさえ、上手く立ち回り、手なずけては、出産育児を繰り返したエンジュ。
高い交渉術を身に付け、子猫達や仲間達を守って来ました。

そんな猫達を見守って来た擁護派の住民の1人が、私の里親さんを介して相談され、保護を決意。

総勢7匹の猫を保護されました。
7匹全員、良縁に恵まれましたよ〜!!!

辛い思いを重ねて来たのに、決して性格がひねたり曲がったりすることもなく、その徳の高さには舌を巻いたものでした。



では、そんなエンジュちゃんとの あのね ご報告です。


エンジュちゃんへの質問

里親さんからエンジュちゃんへの質問は「エンジュが今思ってる事や、私に話したい事はあるかな?」です。

 

「もっと甘えたいとか、息子のこと優先でずるいとか、たくさん遊びたいとか

何か思ってることがあれば、教えて欲しいです。」

 

「私も他の家族も至らないとこばかりだけど、エンジュが大好きで、本当に我が家の宝物のように思ってることも伝えて欲しいです」

 

うぅ…なんて嬉しいお申し出でしょうか。

では、張り切って参りましょう!!!

 

エンジュちゃんとの あのね

エンジュちゃんは、里親さんからの日々の愛情を、しっかりと受け止めていました。

まずは里親さんからの愛情をエンジュちゃんの胸に注ぎます。

アニマルコミュニケーションする時に、必ず最初にする儀式です。

エンジュちゃんの胸の辺りに里親さんからの愛情を伝えると、胸に十字架のようなモノが光り

その光りがエンジュちゃんを包みました。

 

里親さんからの愛情が、エンジュちゃんのバリアを強化しています。そんな印象でした。

 

 

エンジュちゃんから里親さんへ

「またね」や「後でね」と言うのが負担に思うなら、もうその言葉は言わなくて良いわよ。

あまり気を遣わないでね。

 

アレもコレもしようと思わず、ふと気になった時に声 をかけてくれたり、カーミングシグナルを私から(エンジュちゃんから)学んで、行なってくれれば、それで充分だとのことです。

 

エンジュちゃんは、里親さんによく話しかけたり、しぐさで言いたいことを伝えてますよね。

例えば、目が合った時に、瞬きするとか、用事がある時に、尻尾で軽く足をトントンしたりです。

 

ガッツリ構おうとするのも、もちろん良いのですが、忙しい時などには、ウインクするだけでも満足します。

心の中で「エンジュちゃん、ありがとう。大好きよ」と思うだけでも、エンジュちゃんには伝わっています。

 

「無理しない範囲で、2人だけの時間が取れれば嬉しいけど、無理してまで時間を取って欲しくないの」とも言っています。

 

エンジュちゃんは子育ての苦労と楽しさを経験しているからか、里親さんのご苦労がわかるようです。

「人間の子供って、中々大きくならないのね…」と、驚いてます(笑)

 

お世話がいかに大変で心と時間を取られるかを、よくわかっています。

子育てを懐かしく思いながら「私達猫も人間も、同じ苦労と楽しさをするのね…」と嬉しそうな笑顔でした。

 

そんな様子ですから、後でねとかまたねを、気にしていません。

 

「子猫はすぐ大きくなるから、今の苦労はいつまでも続くんじゃなく、近いうちに終わるのだから」とも、言ってました。

 

1歳ちょいで立派に猫じゃらしを振る、里親さんのお子さん。

エンジュちゃんが指導してるのかも(笑)

 

エンジュちゃんの中では、いずれ息子さんが里親さんから離れても、自分はずっとそばに居るのだからいつまでも待てると捉えています。

生涯を里親さんと過ごすと決めています。

 

里親さんの子育てを全面的に喜んで協力する姿勢でいます。

 

エンジュちゃんの嬉しいこと

里親さんは、ご主人さんから「えりちゃん」と呼ばれていますか?

エンジュちゃんが、エリとエンジュ、音が似てるから、エリちゃんとご主人さんが呼んだ時に

一瞬、あ・自分が呼ばれたかしら?と、思うそうです。

エリ・エンジュ、最初の音が同じなのが、嬉しいんですって。

 

里親さんのことを「エリーちゃん」と呼んでいます。姉妹のような感覚ですね。

どっちがお姉さんかは、わかりませんが(笑)

 

 

エンジュちゃんから、里親さんへのメッセージです。

「沢山の愛情をありがとう、同じ気持ちで居てくれてありがとう、これからもずっとずっと一緒よ」伝えて欲しいとのことです。

 

それと、私のしているやり方で、コミュニケーションしてくれたらどうかしら?と、提案しています。

エンジュちゃんが里親さんにしている、様々なしぐさや鳴き方をマネしてくれたら、私が言いたい事はわかるわよ、と。

 

そう言いつつも、里親さんが既に自分の気持ちをちゃんとわかって、受け止めてくれてるのを、わかっています。

より良い関係をしたいと思ってくれたことを、とても喜んでいます。

 

エンジュちゃんとの あのね は以上です。


赤ツナギの感想

エンジュちゃんと里親さんは、鏡に映したかのように、同じ気持ちを持っていました。

何の不安もない、穏やかで愛情溢れる日々。 これこそがエンジュが求めていたものでした。

 

頂く近況ご報告で、エンジュと里親さんが愛溢れる日々を送ってられるのは、知っていました。

それでも、あのね で知れたことは、予想以上に深く、尽きない愛情のやり取りでした。

良い光景を観せて頂けて、私まで幸せ一杯です。

 

エンジュちゃん、里親さん、ありがとうございました!!!