こんにちは、猫専門アニマルコミュニケーターの赤ツナギです。
先日、猫友さんの飼い猫さんが急病で倒れて急遽入院しましてね。
猫友さんも猫さんも、突然の事態にアワアワ。
事の次第と今後想定される予定を、入院した猫さんに伝えて欲しいとの、急ぎの依頼を頂きました。
その時に「え。何それ…!!」なことが起こったので、ご紹介しますね。
ご依頼の内容
私の長年の猫友達、みきさんが仕事終わって帰宅すると、飼い猫の菫ちゃんが泡を吹いて倒れていました。
おりしも火曜の夕方。尼崎市内の動物病院は、のきなみ休みです。
かろうじて開いていた動物病院に駆け込み、即酸素室へ入室。
「各種検査して、お知らせするので一旦ご帰宅下さい」
他の動物病院は休みのせいもあって、この病院には他の急患さんも集まっていました。
菫ちゃんの顔を観ることも出来ずに、帰宅を余儀なくされました。
不安が募るみきさん。菫ちゃんも、さぞ不安でしょう。
すぐに私に連絡をくれ、人見知り&知らない場所大嫌いな菫ちゃんに、事情の説明とお母さんの気持ちを伝えて欲しいとご依頼頂きました。
よっしゃ、合点だ!!!今すぐ、あのねやるデ!!!!
ご依頼の重複
みきさんから緊急のあのね依頼を頂いた時、ちょうど小雪ちゃんの里親さんからのご依頼で、小雪ちゃんの先住猫さん「おチビちゃん」と、あのね中でした。
茶色の長毛さんが、おチビちゃん。
シャム系の子が、我が家からお嫁にいった小雪ちゃんです。
おチビちゃんに事情を説明して、菫ちゃんと急いであのねしたいから、一旦中断させて欲しい旨を伝えました。
おチビちゃん「アタシ、一緒に行こうか?付いていってあげる。通訳してあげるわ」
そういうが早いか、先にスタスタと歩き始めるおチビちゃん。
え?今なんて言うた?一緒に行くって?付いていってあげるとな?
そんなパターン、初めてやで…マジか?
おチビちゃん、どーゆー心境なん?
おチビちゃんの活躍
今回のご依頼は、事情の説明と飼い主さんの気持ちを急ぎ伝えるモノです。
菫ちゃんとは、面識があるし、見知った仲。
遊びに行ったことも何回もあり、灯油の配達に行くと、寄って来て撫でることも、よくあります。
なので、すぐ繋がって、あのね出来る自信がありました。
が、今回は初の通訳付き。
おチビちゃんの活躍を、ご覧あれ!!
あのね全貌
通訳を買って出てくれた、おチビちゃん。
本当にお願いしていいの?と聞くと、もちろんよと即答。男前…!!!
おチビちゃんの活躍ぶりは、すぐに飼い主さん(小雪ちゃんの里親さん)に、報告しました。
その報告の内容が、以下の通りです。
おチビちゃんは私に「さ、愛情を注ぎなさい」と指示してくださり、指示通りに愛情を注ぎ、飼い主さんからの伝言を伝えようとすると、ピシャ!!!と叩かれました。
「そこまでよ!余計なことしない!!」
猫さんのそばをそっと離れ、猫さんに気付かれないように、おチビちゃんと立ち去りました。
おチビちゃんと二人きりになったところで、激しいお説教がはじまりました。
「あのねえ、アンタ達人間の飼い主は、やりすぎなの!!あんなしんどい時に、頼まれたからって、ベラベラ話すモンじゃないの!聞こうとするだけでも、しんどいのよ!死なせたいの?」
「飼い主からの愛情ってなもんはね、尽きることなく湧いてくるでしょ?一々全部受け止められるワケないでしょ?なんぼでも湧いて来るんだから、要るだけ・欲しい時だけ受け取ったらいいの!アンタ達、過剰なのよ」
いや〜全くぐうの音も出ませんでした。
「お金払ってるのが飼い主でも、実際に私達猫が話すのよ。私達を第一にしなくて、どうするの?
いや〜全く、おっしゃる通りですわ…。勉強させて頂きました。
件の猫さんも、おチビちゃんの説明と接し方で安心してくれました。
なんと飼い主さんにまで、おチビちゃん伝言してくれました。
「みきさん、お疲れ様。驚いたでしょうけど、入院した子のことは病院に任せて、お家に居る子達のケアなさい。不安がってるわよ」
飼い主さん、おチビちゃんの伝言でハッとそのことに気がついた様子でした。
とても感謝されてました。本当に、おチビちゃん、素晴らしい働きぶりでした。
ありがとうございました!!!
赤ツナギの感想
いやもう、完敗ですわ…っちゅーか、めっちゃえぇ勉強させて頂きました。
常々自分でも「コレ、どないやろ…?」と思っていた疑問を、おチビちゃんにスパーン!!とぶった斬られて、目が覚めた感じでした。
そやねんな〜飼い主さんの気持ちもわかるし、希望通りにもって行きたいのは山々やけど、やっぱり猫さんのことを第一にして、やっていきたい。
それやのに、ついつい人間側というか、飼い主側の気持ち優先になってました。
もちろん、飼い主さんの気持ちも大事ですが、何よりも猫さんの気持ちや立場を大事にしたらんと、猫専門のアニマルコミュニケーターとは言えまいて…。
猫さんの気持ちを汲み取って、負担のないようにせんとね。
おチビちゃん、教えてくれて、おおきにね。
そして菫ちゃん、安心してくれて良かったです。
私だけのあのねだったら、そこまでは安心出来なかったかも。
菫ちゃんは、心臓に異変があったのがわかり、入院治療を続け、現在は退院して然るべきケアを受けています。
菫ちゃんも、みきさんも、おチビちゃんのお陰で不安が少なくなったと思います。
良かった良かった…。
しかし、こんなこと中々ないやろうな〜。
えぇ経験させて頂きました。ありがとうございました!!
良かったら、またお願いしますわ、おチビちゃん。
きっと「何甘えたこと言ってんの?💢」と、一喝されるわな…w
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出来るなら、こんなことでお願いしたくはないのは、重々承知やけど、ちょっとでも役立てるなら、赤ツナギを使ってやって下さいね!