シェリーちゃんとのあのね

亡くなった子とのあのね 実例

こんにちは、猫専門アニマルコミュニケーターの赤ツナギです。

 

今日は、亡くなった子へありがとうを伝えるあのね、レポートです。

 

お相手は、黒のラブラドールのシェリーちゃんです。

 

 

ご依頼頂いてたのは、去年の7月。

めちゃくちゃ遅いレポートになって、本当にスイマセン!!

 

 

ではでは、ご紹介しましょう!

 

 

シェリーちゃんのプロフィール

2015年に亡くなったシェリーちゃん。 13歳ぐらいとのことでした。

 

依頼主さんが中学生の頃に家族として迎えて、それはそれは楽しく過ごしていました。

依頼主さんが、ご実家を出られて一人暮らしを始めて間なしの頃に、亡くなってしまいました。

 

 

性格は、穏やかでのんびり屋さん。タオルと散歩が大好きで、時々ビビリ。

写真でもわかるように、とても楽しい雰囲気を持ったシェリーちゃんです。

 

 

シェリーちゃんとのエピソード

 

庭に穴を掘って怒られても「わたし?知らなーい!」と鼻を泥まみれにして知らんぷりしたり

雷と花火の音が大の苦手で、音が聞こえると「家の中に入れて!!」と家の窓をバンバン叩き

網戸を剥ぎ取り、入れてアピールしておりました。(あれ?全然穏やかじゃないですね 笑)

 

ウフフ、おしとやかなイメージあるのに、そんなことしてたんや〜。

でもそういった光景が目に浮かぶようです。

 

 

私が元気がないときは側でうろうろして『ねぇちゃんどしたん?遊ぼ!!遊ぼ!!』と遊び倒して

ぺちゃんこになったペットボトルを咥えて持ってきてくれたり、でへへーとおばかたれ(おバカっぽい顔のことです 笑)で笑って癒してくれました。

 

 

あぁ〜いいですね…猫とは少し違う、飼い主さんへのケアの仕方に、ときめきます。

 

 

飼い主さんが伝えたいこと

亡くなったシェリーちゃんに、どうしても伝えたいこと・聞きたいことがあった飼い主さん。

ご依頼内容は、こんな感じでした。

 

「この子は私が中学生の頃から一緒に暮らしはじめ、5年前の私が一人暮らしをはじめた頃に突然亡くなってしまいました。およそ13歳だったと思います。

 

13歳にしてはとっても元気で、亡くなるその日の夕方は、いつもと変わらず嬉しそうに散歩に行き、夜ご飯もしっかり食べていたそうです。

 

次の日両親が朝起きると必ず朝のおやつをあげるのですが、その時には亡くなっていたようなので、夜中に何かがあったのでしょう。

 

誰にも看取られず、一人で苦しんだのではないかと、寂しかったのではないか、一緒にいてあげられなかったことを今でもとても悔やんでいます。

 

亡くなったことを電話で聞いた朝は仕事のため会いに行く事が出来ず、火葬は両親にお願いして

お別れ出来なかったな…寂しいな…と思っていたのですが、その日は火葬場が多く、1日遅れで火葬となったため、次の日仕事に行く前に棺に入ったシェリーの頭をよしよしして、最後のお別れとありがとうを言うことが出来ました。

シェリーが私に最後にさよならを言うために待ってくれていたのでしょうか。」

 

 

「あなたは私の大切な大切な妹でした。いつでも愛と癒しをくれました。

シェリー、あなたがいなくなった実家のお庭はがらんとしてさみしいです。

今でも窓を覗いたら『おかえりー』って尻尾振りながらこっちをみていそうな気がしてなりません。

 

うちに来て、どうでしたか?楽しかった?

今でもお空から私や家族を見守ってくれているのでしょうか。

 

今でも大好きよ!!

ねえちゃんも母さんも父さんもみんな会いたいと言ってるとお伝えいただけると、嬉しいです。

今回はわたしと同じような思いをされている方が、愛している子達とまた想いが交わせられるきっかけになればと思いますので、掲載許可で申し込みさせていただきたいです。

長文で申し訳ありませんが、是非宜しくお願い致します。」

 

 

 

数々の微笑ましいエピソードを、ありがとうございます。

イキイキと過ごすシェリーさんとご家族の姿が見えるようです。

可愛い笑顔や、元気よく振る尻尾、愛らしい口元が想像出来ます。


シェリーちゃんは、どんな様子で、どんなお返事をくれるでしょうか。

 

 

 

シェリーちゃんとのあのね

依頼主さんへお送りした、報告内容全文を掲載します。

※飼い主さんから許可頂いています。

 

頂いたエピソードやシェリーちゃんのお写真、楽しく拝見しました。

とってもステキな子だったんですね! 笑顔の写真は初対面の私でも、癒やされました。

愛し愛されて過ごしたのが、観ただけでわかりました。

シェリーちゃんとお話する機会を下さって、ありがとうございます!!



では、シェリーちゃんとのあのね、ご報告です。

 

あのね開始

 

あのね=アニマルコミュニケーションを始める為に、シェリーちゃんを呼びました。

楽しそうに笑顔で走って来てくれたシェリーちゃん、待ってたわよ!とキャッキャしてくれました。

実は、ご依頼のメールを頂いた時から、シェリーちゃんは来てくれていました。

きっといつか呼んでくれる、そう思っていたそうです。

依頼主さんのことを、気にかけていましたよ。



 

愛情を注ぐ

まず依頼主さんからの愛情をシェリーちゃんに注ぎました。

これはあのね=アニマルコミュニケーションする時に、一番最初にする儀式のようなものです。

飼い主さんからの愛情をどんな姿勢で受けるのか、胸に入れた愛情をどんな風に体内に満たすのか

その表現方法から、現在の心境や体調を判断することが出来ます。



胸に入った愛情は軽やかな液体になり、スルスルと体内の隅々へ行き渡りました。

久々に受けた懐かしい愛情を、愛おしむように可愛がるように、手や舌でも確かめ、幾度も巡らせていました。

体の中を満たした愛情は、その後体外へ。

大きめのシャボン玉になって、そこらじゅうにシャボン玉が飛んでいます。

 

シェリーちゃんの頭上付近を中心にフワフワと漂い、足元へ落ちてくることはあっても、空に向かっていくことはありませんでした。

 

シェリーとして過ごした一生はとても楽しく、依頼主さんとは姉妹のような友達のような関係でした。

沢山受けた愛情もさることながら、自分から伝えた愛情がスムーズに交わされ続けたことに、とても感謝しています。

軽やかで穏やかな液体となった愛情が、それを表しています。

幾度も体内を巡らせ、生前の感覚を反芻していたのが、巡らせた回数や手や舌を使ったことでわかります。

 

シャボン玉は、楽しかった思い出や記憶です。 

その思い出や記憶は相当強いようで、今後もシェリーちゃんの心から消えることはありません。

心の拠り所となり、魂の宝物としてずっと持ち続けていくものです。

 

 

シェリーちゃんとの会話

頂いたエピソードを話すと、やだーどうしてそこまで言っちゃうの?と、ハイテンションでニコニコしてました。

 

「穴を掘って怒られた時、知らんぷりしたら、すっごく喜んでたのよ?

みて、全然反省してない!とか言いながら笑ってたの。

第一、穴を掘ってなんで怒られるのかわかんなかったわ。

きっと穴堀りの楽しさを知らなかったのね。

一緒にやろうっと、もっと誘えば良かった」

クルクルと表情が変わるシェリーちゃん、そりゃこの魅力では怒っても笑顔になっちゃいますよね…w

 

穴掘りやペットボトルのキャッチボールは、結構誘われたのではないでしょうか。

使っていたタオルの交換や(依頼主さんやご家族のタオルとの交換です)、おやつのお裾分けもあったかと思います。

 

挨拶が好きで、コミュニケーションをとるのが大好きでした。

自分の笑顔や行動がいかに家族に喜ばれていたか、癒やしになっていたかを知っています。

無理にそういったことをする子も多いのですが、シェリーちゃんは一切無理をしておらず、その能力の高さに惚れ惚れします。

 

愛してくれている自信が、持って産まれたその能力をより発揮した印象でした。

 

 

実際は、神経質な面もあり繊細です。

そういった面がストレスを産んだり負担になることが普通はありますが、なかったんですね。

 

相手との距離感を保つのも上手ですし、一気に踏み込むタイミングも上手です。

ひょっとして、依頼主さんやご家族の家風が、そうなのでしょうか。

飼い主さんと動物の家族は性質も似てますからね。



 

亡くなった時のことを聞いてみました。

「あの時のこと…あんまり覚えてないわ。昔だもん」

 

どうやら夜中に胸の辺りにモヤモヤと気持ち悪いなあと思ってしばらくして、キュッと痛みが走り、そのまま…といった感じでした。

本人の記憶で探れたのは、これぐらいでした。

長く苦しんだとか、家族の助けを求めたといった記憶はありませんでした。

おそらく、一瞬の出来事だったと思います。

 

「でね、きっとビックリするし、会えないままさよならなんてイヤだから、せめて来てくれるようにしたの」

 

シェリーちゃん本人は、自分が亡くなってしまったことにショックを受けておらず、依頼主さんご家族のことを心配していました。

心配というか驚かせてゴメンね?といったライトな感じです。

 

依頼主さんのショックや、寂しいという気持ちをしっかりとキャッチして、会えるようにしています。

「そうしないと、あの子可哀想でしょ? 私も最後に撫でて欲しかったしね」

 

綺麗な子、可愛い子、おばかたれめ〜!と言われるのが大好きです。

最後に撫でている時も、そういった言葉をかけてくれたのではないでしょうか。

あの時シェリーちゃんは、私も大好きよ・突然亡くなってゴメンねとお返事していました。

 

シェリーちゃん、たぶんですが、ゴメンねと言ったのは、この時だけです。

思ってもいないことは、言葉や行動にしない子です。

 

そう言った方が良い場面でも、自分が思っていなければ決して言葉や行動にしない。

嘘偽りなく生涯を送りました。とてもステキで幸せなことですね。中々出来ることではありません。



 

シェリーちゃんからの伝言

家族のみんなに伝えたいことある?何でも言ってねと聞いてみました。

 

「私の何もかも、全てを愛してくれてありがとう。

愛されてるなあと毎日思えたし、思いっきりみんなに大好きを毎日言えて、嬉しかった」

 

「亡くなるって、可哀想じゃないの、幸せなの。そばに居ないけど、いつも居るの。

もう次の子を迎えていいんだからね!」

 

「他のお家じゃなくて、ココん家の子で良かった。思ってくれてる時は、いつも近くに居るからね」

 

今はそばに居なくても、ずっと見守ってくれています。

 

依頼主さんの腕に、シェリーちゃんの腕が沿えられているのを感じます。右腕です。

心細くなった時や、シェリーちゃんのことを思い出した時は、右腕をさすってあげて下さいね。

喜びます。

 

お父様の右後ろ太ももやお尻の右側、お母様は両足の甲にシェリーちゃんの気配を感じます。

たぶんシェリーちゃんは、その部分が好きだったんですね。

 

 

あのねは以上です。始終笑顔のシェリーちゃんでした。

可愛いシェリーちゃんをお話出来る機会を下さって、本当にありがとうございました。

 

愛し愛されているご家族と触れ合えて、とても幸せでした。

お父様お母様、シェリーちゃんにも、どうぞ宜しくお伝え下さいね。

 

赤ツナギ=寺岡由江

 

以上です。

 

 

 

赤ツナギの感想

当たり前のことかも知れませんが、動物の家族との暮らしは、愛情で溢れていますね。

 

シェリーちゃんとご家族の間には、愛情の掛け合いが常に行われていました。

 

本来の性格や能力が思う存分に引き出され、愛し愛される実感を強く感じながら生涯を送る。

それは、こんなにも幸せで満たされるものだったんですね。

改めてその喜びを知り、感激出来たあのねでした。

 

あ〜ウチの飼い猫たぬ美ちゃんと、保護猫達にも、シェリーちゃんのような暮らしを与えんと…!!!

 

シェリーちゃん、本当にありがとうね!
依頼主さんも、ありがとうございました!!

記事掲載がこんなに遅くなって、本当にスイマセンでしたぁ!!!


記事掲載許可頂けるのでしたら、セッション代金¥10,000→¥6,000になります。

良かったら、ご依頼下さいね。

お待ちしておりまーす♪